うつ病の寝たきり期間はいつまで続く?安心して休むために知っておくべき生活費の守り方

【障害年金 ご相談事例】40歳代女性 東京出身の双極性障害を患う40代の女性からご相談を受けました

 

あなたは、

「うつ病で寝たきりになったら、いつ動けるようになるのか」
「このまま一生寝たきりだったらどうしよう」

と悩んでいませんか?

体はつらいのに「早く治らなきゃ」という焦りが、さらに心を追い詰めてしまっている方は少なくありません。また、家族がうつ病で寝たきりになり「いつまでこの生活を支えられるだろう」と経済的な不安を抱えながら看病されているご家族の方もいるでしょう。

本記事では、うつ病の寝たきり期間の考え方と、ご本人もご家族も焦らず療養に向き合うために重要な「お金の不安」を解消する方法について解説します。

うつ病の寝たきり期間の目安

うつ病の回復期間は個人差が大きく、「何ヶ月で治る」と一概には言えません。ただし、一般的な目安として以下のような経過をたどることが多いとされています。

急性期(発症〜数ヶ月)

もっとも症状が重い「寝たきり」になる時期です。この時期はとにかく休むことと、薬物療法が治療の柱になります。

回復期(数ヶ月〜1年程度)

少しずつ気力や体力が戻ってくる時期ですが、無理をすると症状悪化につながる不安定な時期です。「昨日は動けたのに今日はまた寝込んでしまった」ということが繰り返されます。

再発予防期(回復後も継続) 

症状が落ち着いても、再発防止のために服薬や通院を続けることが重要な時期です。自己判断で薬をやめてしまうと再発リスクが高まるため、医師の指示に従うことが大切です。

うつ病の平均的な療養期間は数ヶ月〜数年にわたることも珍しくなく、重症例では2〜3年以上かかるケースもあります。
参考:3 うつ病の治療と予後:ご存知ですか?うつ病|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

経済的な不安がうつ病の回復を妨げることがある

「休むべき」と頭ではわかっていても、経済的なことを考えると先の見通しが立たず、不安に感じてしまう方もいるでしょう。

また、その不安が焦りにつながり、体調が十分に回復していないにもかかわらず無理に働こうとしてしまい、症状を悪化させてしまうことがあります。

そのため、経済的な見通しを立てることは、うつ病の治療や療養のために必要な要素といえるのです。

「うつ病で寝たきり」の状態は障害年金を受給できる可能性があります

うつ病で寝たきりの場合、経済的な不安を軽減する手段として障害年金を受給できる可能性があります。

障害年金とは

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事が著しく制限される状態になったときに受け取れる公的年金です。

障害年金には以下の2種類があります。

  • 障害基礎年金:初診日の時点で国民年金に加入していた方が対象
  • 障害厚生年金:初診日の時点で厚生年金・共済年金に加入していた方が対象

参照:障害年金|日本年金機構

うつ病で障害年金を受け取れる要件

うつ病で障害年金を申請するには、以下3つの要件を満たす必要があります。

  • 初診日(うつ病の症状で初めて医療機関を受診した日)が証明できる
  • 年金保険料を一定期間納付しており未納がない
  • 障害等級に該当している

うつ病で寝たきりの状態は障害年金の何級に該当する?

寝たきりで日常生活のほぼすべてに支援が必要な状態であれば、1級または2級に該当する可能性が高いです。

また、完全な寝たきりでなくても、それに近い状態で身の回りのことが自分一人でできない、あるいは家族の援助なしでは生活が成り立たないという状態であれば、受給の対象となる可能性があるでしょう。

具体的な障害年金の受給額や、うつ病で申請する流れを知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

≫≫「うつ病だと障害年金はいくらもらえる?等級別の金額目安と受給の流れを社労士が解説」はコチラ

うつ病での障害年金申請においてよくある質問

申請を検討する際によくある疑問に回答します。

なお、以下の回答はあくまで要件を満たしていることを前提としてご確認ください。

Q. 働いていた時期があっても受給できますか?

はい、可能です。過去に働いていたかどうかではなく、「今、どれくらい生活に支障が出ているか」が審査の対象になります。

Q. 入院していなくても受給できますか?

はい、できます。自宅療養であっても、身の回りのことが困難で、家族のサポートが必要な状態であれば対象となりえます。

Q. まだ若いのですが、申請できますか?

20歳から65歳になる前日までの方であれば、どなたでも申請の権利があります。

ご家族の方へ:共倒れになる前にご相談ください

「何もできない」と苦しんでいる本人のそばで、ご家族もまた先の見えない不安と戦っていることと思います。仕事・家事・介護を一人で抱え、「いつまで続くんだろう」と疲弊してしまっている方も多いのではないでしょうか。

ご家族が体調を崩してしまっては、共倒れになってしまいます。だからこそ、ご家族自身も助けを求めることが大切です。

どうか、「自分が働けばいい」「自分が我慢すればいい」と抱え込まないでください。

本人が寝たきりで動けない場合、ご家族が代わりに相談に来られるケースは珍しくありません。一人で抱え込む前に、まずはお気軽にご相談ください。

うつ病での障害年金申請は社労士に相談しましょう

うつ病の寝たきり期間を安心して過ごすためには、お金の心配をせずに休める環境を整えることも大切です。

しかし、障害年金の申請には、複雑な書類作成や医師との調整が必要であり、心身が衰弱している状態でおこなうのは極めて困難です。また、病状を適切に書類へ反映させないと、不支給になってしまうリスクもあります。

休むことに専念するためにも、障害年金専門の社労士をぜひご活用ください。

障害年金の申請についてご不明な点などがございましたら、どんな些細なことでも構いませんので遠慮なくご連絡をいただければと思います。

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執筆者紹介

下斗米 貴彦
下斗米 貴彦
社会保険労務士 下斗米 貴彦(しもとまい たかひこ)

宮城県仙台市を中心に全国で障害年金申請をサポートしている。累計相談実績約600件(2024年6月現在)