【ADHD・うつ病】病院や役所で否定されても諦めない!通院中断から障害基礎年金2級を受給できた事例
目次

この事例のポイント
- 病院や役所で心ない言葉をかけられ、申請を諦めかけていた
- 経済的な理由から通院が中断しがちになっていた
- 複数の転院歴があり、初診日の記憶が曖昧だった
- ご家族との関係悪化により、書類の郵送や準備に配慮が必要だった
- 社労士が根気強くサポートし、通院再開から事後重症請求で2級を受給
結果&年金額
- 傷病名:ADHD(注意欠如・多動症)、うつ病
- 決定した年金の種類と等級:障害基礎年金 2級(事後重症請求)
- 受給額(年額):約81万円
相談時の状況
ご相談者様は、人の顔色が分からない、時間感覚が掴めないといったADHDの症状に加え、前職での人間関係のストレスからうつ病を発症し、希死念慮や寝たきりの状態が続いていました。就労が難しく、ご実家のご家族とも不仲で、ご友人宅に身を寄せているという非常に不安定な生活環境でした。
過去に自分で障害年金について病院で尋ねた際、「あなたでは受給できない」と笑われたり、役所の窓口で強く突っぱねられたりしたトラウマがあり、ずっと申請を諦めていました。また、経済的な困窮から通院費用が捻出できず、治療も中断しがちになっている状況でした。
「少しでも優しい方に相談したい」と、わらにもすがる思いで当事務所にご連絡をいただきました。
社労士による見解
お話を伺ったところ、症状の重さや日常生活における支障の度合い(寝たきりで起き上がれない日が多い等)を考慮すると、障害等級2級に該当する可能性は十分にあると判断しました。
しかし、障害年金を受給するためには「初診日の証明」と「現在の障害状態を正しく反映した診断書」が不可欠です。
ご相談者様の場合、過去に複数のクリニックを受診しており初診日の特定が難航することが予想されたこと、そして何より通院が途切れてしまっていたため、まずは主治医との関係を再構築し、定期的な受診を再開していただくことが最優先の課題だと見立てました。
受任してから申請までに行ったこと
初診日の特定と証明書の取得サポート
ご本人の記憶が曖昧だったため、過去に通っていた可能性のある病院へ一つひとつ確認を入れました。
ご家族との関係性を考慮し、郵便物が破棄されるリスクを避けるため、書類は病院へ直接受け取りに行っていただくなど、生活状況に合わせたきめ細やかな配慮を行いました。
通院再開へのアドバイスとメンタルサポート
金銭的理由から通院から足が遠のいていましたが、障害年金の申請には医師の協力が不可欠です。まずは月1回でも通院を再開し、ご自身の「日常生活で困っていること」を主治医にしっかり伝えていくようアドバイスしました。
体調不良で連絡が途絶えてしまう時期もありましたが、急かさずご本人のペースに合わせて根気強く連絡を取り続けました。
ヒアリングと病歴・就労状況等申立書の作成
ご自宅での書類作成が難しい状況だったため、必要に応じて近くのファミリーレストラン等での面談も提案し、ヒアリングを重ねました。
幼少期からの生きづらさや、現在いかに就労・日常生活が困難であるかを詳細にまとめ、「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。
結果に対する社労士の感想
無事に障害基礎年金2級の決定通知が届いたとご報告を受けた時は、本当に安堵しました。
過去に病院や役所で心ない対応を受け、深く傷ついていたご相談者様が、少しずつ前を向き、通院を再開して申請までたどり着けたのは、ご本人の勇気と頑張りのおかげです。
障害年金という安定した経済的基盤ができたことで、金銭的な不安から解放され、安心して治療に専念できる環境を整えるお手伝いができたことを、専門家として大変嬉しく思います。
今回の事例から分かったこと・Q&A
Q. 病院の先生や役所の人に「障害年金は無理だ」と言われたのですが、本当に無理なのでしょうか?
A. 決して諦めないでください。医師や窓口の担当者は年金制度の専門家ではないため、誤った認識で伝えてしまうケースが少なくありません。今回の事例のように、過去に否定された方でも、社労士が介入して適切に手続きを進めることで受給できるケースは数多くあります。まずは専門家である社会保険労務士にご相談ください。
Q. お金がなくて通院を中断してしまっています。この状態でも申請できますか?
A. 障害年金を請求するには、現在の状態を記した「診断書」が必要です。そのため、通院を中断している場合は、まず受診を再開していただく必要があります。長期間通院していないと、医師も現在の状態を正確に診断書に書くことができません。金銭的に厳しい場合でも、申請に向けてどのように通院スケジュールを組むべきかアドバイスいたします。
Q. 家族に内緒で(あるいは実家を頼らずに)手続きを進めることは可能ですか?
A. 可能です。今回の事例のように、ご実家への書類郵送を避け、ご本人様と直接LINEや電話でやり取りをし、手渡しや別住所での書類受け渡しを行うなど、ご事情に最大限配慮して手続きを進めることができます。
同じ病気で障害年金を検討の方へ
ADHD(発達障害)やうつ病などの精神疾患は、目に見えない障害であるため、周囲からの理解を得られず、一人で苦しんでいる方が非常に多くいらっしゃいます。
「自分なんて受給できるはずがない」「また誰かに否定されるのが怖い」と足踏みをしてしまっていませんか?
障害年金は、病気や障害によって生活に支障が出ている方のための正当な権利です。私たちは、ご相談者様を否定したり、急かしたりすることは絶対にありません。体調が優れない時はペースを落とし、ご事情に寄り添いながら一緒にゴールを目指します。
申請準備につまずいている方、一人で悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの不安を少しでも軽くするお手伝いをさせていただきます。
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