申請直前に診断名が転換性障害から軽度知的障害に変わったが障害基礎年金2級が認められたケース
女性(20代/無職)
傷病名:軽度知的障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給金額:795,000円
相談時の状況
母親も軽度の障害があるということで、来所が難しとのお話でしたが、ぜひ1度お会いしたいとのご希望からご自宅にお邪魔させていただきました。
社労士による見解
中学生時に同級生より人間関係の切り離しなどにあい、そのため学校に行くと吐き気・めまい・頭痛がしていたとのことです。
その後、近所の内科に通うようになり、うつ病、パニック障害、ヒステリー(疑)などいろいろな診断が出ていました。
愛犬の死をきっかけに一気に症状が悪化したとのことです。
・食事をとると気持ちが悪くなる場合がある。
・不安な気持ちが大きくなり湯船に入ることができなくなった。
・シャワーの間は脱衣所にて毎回母親に待機してもらっている。
・着替えるタイミングが分からず母親に声を掛けられ常に一緒に着替えている。
・母親と同一の部屋で就寝している。
細かくヒアリングさせていただくと障害年金を申請する意味が十分にあると感じました。
受任してから申請までに行ったこと
症状が改善しないことの焦りから、ご相談いただいてから2度の転院がございました。
その間、診断名が「転換性障害」から「知的障害」に変わるということもありました。
診断名が「知的障害」に変わったことで申請内容が直前にて大きく変わってしまったこともあり、幼少期からの通院歴、症状を再度ヒアリングすることとなりヒアリング回数は合計7度に及びました。
母親も軽度の障害をお持ちでご記憶が曖昧でしたが1つ1つ時期を区切りながら丁寧にヒアリングしたことにより無事状況を資料に落とし込むことができました。
途中ご本人の入院もあり、母親から「諦める」との言葉もありましたが励ましながら申請までたどり着きました。
結果
無事、障害基礎年金2級に決まりました。
幼少期からお二人で一緒の病院に通われていたそうです。
お母さんからも大変感謝いただきました。
今回も専門家である私たちが根気強くヒアリングさせていただく中で書類のポイントやご認識の穴を見つけ、それにより正しい病状を医師に届けることができ、最終的に正しい結果を勝ち取ることが出来たのではないかと考えております。
あなたは障害年金のルールを正しく理解されておりますか? あなたの本当の病状が医師に正しく届いていると感じておりますか? あなたの苦しい状況を正しく審査いただくため、納得できる申請書類が出来上がっておりますか?
障害年金の申請は初回こそが1番大事です。
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